2014年10月22日水曜日

SmartBand Talkをポチった話とか














10月20日の夕方頃,国内でSmartBand Talk(SWR30)が予約開始となったのでさっそく予約しました.
購入先はもちろんソニーストア



定価は17,880円ですが,手持ちの『定期2014秋冬_AV商品10%OFF(何度でも)』クーポンが使えたので消費税分くらいは安くなり結局17,379円で購入.
もちろん送料込み.

SmartBand Talkのカラバリはブラックとホワイトの2種類でホワイトはなぜか来年1月以降の発売.
僕が欲しかったのはブラックモデルなのでポチっと注文しちゃいました.

お届け予定日は11月28日.
1か月以上先ですがとても楽しみです...








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  SmartBand Talkって何?


SONYのシンプルスマートウォッチのこと.

時計というかブレスレットやリストバンドのようなデザインで,本体にモノクロ電子ペーパーを搭載しています.
カラー液晶ディスプレイ,カメラ,高性能チップといった機能を省くことで極限までシンプルにまとめ,小型軽量かつ常時時刻表示可能なロングバッテリィライフを実現しました.


操作系統はボリュームの+,-とメインスイッチのみ.あと音声認識.

本体はブラック/ホワイトの2色ですが,カラーバンドの発売も予定されています.





  機能とか


SmartBand"Talk"の名の通りボイスコントロールが可能で,ハンズフリー通話もできます.
(たぶん使わない)


これだけ見るとスマートウォッチとしては機能がショボい感があるかもしれませんが,SONYからはカラー液晶搭載のスマートウォッチらしい製品も同時に出ています.



その名もSmartWatch 3(SWR50)
こちらは正統派のスマートウォッチで音楽を聞いたりメッセージの返信などいろいろできます.
しかし,多機能ゆえそれなりのサイズ&重量&バッテリィライフ.



それに対し,今回購入したSmartBand TalkはSmartBand(SWR10)という活動量計のようなバンドの後継機であり,現在注目されているスマートウォッチとは少し異なる立ち位置にいます.
SmartBand
この商品は加速度センサで日常の消費カロリーや睡眠時間など様々なライフログを記録し,スマホで管理できるというデバイスであり,スマホからの通知機能もありました.
表示機能はバッテリィ残量を示すランプのみで液晶などは一切ナシ.
その割り切ったシンプルさで公称5日という驚異の(?)バッテリィライフを実現していました.

このSmartBandにマイクとスピーカと電子ペーパを搭載したのがSmartBand Talkなのです.
最初にシンプルスマートウォッチと書いたのはそのためで,どちらかというと”時計付きライフロガー”とかの方が名前としては正しいのかも.




  スペック

公式ページよりコピペ

本体仕様

動作環境Android™4.4以上/Bluetooth®3.0以上 ※具体的な対象機種は随時公開致します。
サイズ(コア)(横)約22.3×(縦)約47.5×(厚さ)約9.5mm
リストバンドの長さLサイズ=255 mm、Sサイズ=232 mm
重量Lサイズ=26g, Sサイズ=24g, コアのみ=12g
ディスプレイ タイプ曲面型電子ペーパー(常時表示)
サイズ約1.4インチ
解像度296×128ピクセル
センサー加速度センサー、気圧計
防水/防塵防水(IPX8)/防塵(IP6X)
NFC対応
Bluetooth®標準規格Bluetooth® 3.0
バッテリー使用可能時間約3日間(スタンバイ時)
充電端子microUSB端子

ウェアラブルデバイスに重要な防塵防水対応で,充電はmicroUSB.
前モデルに比べるとバッテリィライフは短くなりましたが(5日→3日),常時時刻表示をしていてこの数字というのがポイント.

現在のスマートウォッチはボタンを押したり時計を見る動作をした時だけ時刻を表示させるという方法でも1~2日しかバッテリィが持ちません.


また一般的なスマートウォッチと重さを比べると
SmartBand Talk        :24g/26g
SmartWatch 3(SONY):74g/76g
Moto360(Motorora)   :49g/60g
Gear S(Samsung)      :67g/84g
※モデルやバンドの種類によって重さが異なります.

こうしてみるとSmartBand Talkはいわゆるスマートウォッチの半分程度の重さであり,このへんからもカテゴリが違う製品であることが分かります.



  スマートウォッチに求めるもの

僕がスマートウォッチに求めるのは以下の4ポイント.

・ロングバッテリィライフ

  充電は週に1回程度.
  理想はソーラー充電で半永久的に使える.

・時刻の常時表示.直射日光下での視認性.

  スマートウォッチは普通バッテリィ節約のため,常に画面は真っ暗で何かアクションをしないと時刻が分かりません.
  また液晶は屋外で見にくい場合が多いです.

・カッコイイ

  カッコイイ is 正義

・メールやSNS等アプリの通知をしてくれる

  通知だけで結構.送信者や件名くらい読めると便利かもしれない.


僕はどちらかというと腕時計が好きな方で毎日付けています.
気づいたら靴の数と同じくらい腕時計持っていて,今年だけでも2本買ってました(笑

なのでスマートウォッチに求める要求は少し高いかもしれません.
でも,逆に言えばこれ以外のものは求めません
間違ってもスマートウォッチ上で文字入力してメールの返信をしたり,ブラウジングなんかしようと思いません.
カメラもいらないし血圧計だか心拍数計もいらない.
ディスプレイがカラーである必要もないし,さらに言えばボイスコントロール機能もいらないです.
(今のところは)


通知機能を持ったシンプルでカッコいいスマートウォッチをずっと待っていて,やっと出てきたのがこのSmantBand Talkだったのです.


CASIOが出しているBLUETOOTH WATCHとかに結構いい線いってる.


スマートフォンとBlutoothでつながり,SNSの通知機能があり,コイン電池で2年動くという凄いデバイスなんですが,いかんせんデザインがゴツ過ぎて好みでないという...

EPSONもSmartBandとSmart Watchに近いデバイスも作っています.



こちらは時計の表示が無かったり(上),本格的な活動量計で見た目がイマイチだったり(下)...



その点SmartBand Talkは非常にシンプルなデザインで格好よく,とても気に入りました.
スマホの通知をしてくれるし,時刻の常時表示,電子ーペーパーなので直射日光下での視認性も抜群.
充電の頻度は1週間に2~3回必要そうですがそこは仕方ないところ.
まぁ,何だかんだ言ってSONYから出たというのが一番のポイントかもしれませんが(笑




  最後に

今年の秋はappleがついにapple watchを発表したり,GoogleがAndroid Wearというプラットフォームを発表し,各社がスマートウォッチを発表したりとスマートウォッチ界が賑わってきました.
しかし,まだまだ黎明期という感じが否めません.

スペックで他社に負けないよう無理やり機能を押し込んでデザインや使い勝手が犠牲になったような製品が多く,ギーク以外には見向きもされていないのが現状ではないでしょうか?

初期のandroidスマホがそうであったようにあと2,3年もすれば"使い物になる"多機能スマートウォッチが沢山出てくると思っています.
なので,それまではあえてSmartBand Talkのようなシンプルスマートウォッチを使って過ごすというのもアリだと思うのです.

というか,この分野のデバイスももう少し増えると面白いのですが...

例えば電子ペーパーウォッチなんて,ファッション的にも非常に面白いと思います.
知ってるだけでも
FES Watchとか
EPSONのsmart canvasとか


もちろんスマホの代わりになるような超高性能スマートウォッチも面白いと思いますが,同時に少機能なシンプルスマートウォッチも育っていくと面白いなーと思った秋の夜長.

2014年10月19日日曜日

龍勢祭に行ってきました.


  龍勢祭とは


埼玉県秩父市で毎年秋に行われている祭.
龍勢と呼ばれるロケットのような打ち上げ花火のようなものを飛ばし椋神社(むくじんじゃ)に奉納するお祭りで,一説には数百年前から行われているらしい.
龍勢の打ち上げ原理は固体燃料ロケットと全く同じであり,"農民ロケット"とも呼ばれています.


吉田龍勢保存会
龍勢祭-まつり・歳時記-秩父観光なび

最近では2011年に放送されたアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』で一躍有名になりました.僕もそのアニメを見て初めて知りました.
アニメから3年経った今年もあの花龍勢の打ち上げ,コラボグッズの販売,声優さんの参加などが行われており,イベントを盛り上げています.

龍勢には30近い流派があり,それぞれが毎年独自の製法で技巧を凝らした龍勢を作り上げ,打ち上げてます.

正式名称は椋神社例大祭なのかな?



  会場まで

会場までは電車と臨時バスで行きました.
龍勢祭を見に行くのは今回で2回目.

秩父鉄道の皆野駅を降りてすぐのバス乗り場.

今年はスタートダッシュで出遅れ,最初のバスに乗れませんでした...
臨時バスは皆野駅と西武秩父駅から出ており,どちらも会場近くの龍勢会館まで向かいます.



  会場

龍勢会館に到着し,すぐ会場に向かいました.
会場には既にたくさんの人がおり,最初の龍勢が打つ上がった後でした.

無料の観覧席は少ないので眺めの良い席は殆ど埋まっていましたが端っこの方で何とか確保.
既に沢山のお客さんが来ていますが皆さん車で来ているんですかね?

山と山の谷,青い国道の標識のすぐ右に小さく打ち上げ矢倉が見えます.

無料の観覧席こんな感じで歩道や後ろの空き地で見ることになります.

有料の観覧席はこんな感じ.(右側)

毎年予約開始日に完売するらしく,予約のページを見たことがありません.当日販売分もあるとかないとか...



  打ち上げ

打ち上げプログラムはこんな感じ.

15分に1本のペースで打ち上げられて行きます.
地域に根付いたイベントだけあって"祝 米寿"打ち上げみたいな龍勢もあり,和やかな雰囲気で打ちあがっていきます.

龍勢打ち上げの様子.












ダイジェスト動画



点火されるとロケット花火のように打ちあがり,上空で花火やパラシュート,傘,などの背負いものを開いて空を彩ります.
中には打ちあがらないものや,矢倉で爆発してしまうものもあるのでなかなかスリルがあります(笑

今年はあいにくの曇天でしたが,晴れていると打ち上げの白煙が青空に映え,とてもきれいです.



  打ち上げ(一昨年)

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晴れていた一昨年の写真.







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  椋神社付近

11時から12時は椋神社例大祭祭典執行が行われるため,打ち上げは休憩となります.
その間は椋神社付近(本部?)の出店やトイレが非常に混雑するので早めにお昼を調達しに行きます.

出店が沢山出ており,お祭りらしい雰囲気.

こちらが椋神社.


参拝の行列が伸びています.

椋神社付近からは打ち上げ矢倉が根元までしっかりと見えます.

この辺は人が多くて身動きがとれないほど




そんなこんなで午後の打ち上げに.


  あの花龍勢


一番の目玉は15番目に打ち上げの"あの花龍勢"


今年は"あの花"でヒロイン役のめんまの声優さんが口上を読み上げます.
口上とは打ち上げ前に唱える文言のこと.
「五穀豊穣をお祈りして椋神社にご奉納~」
みたいなことを言います.

流派や話し手毎に離し方も文言も違いますが,最後は必ず「ご奉納~」で終わり,それを合図に龍勢が打ち上がっていきます.

あの花龍勢の動画


(口上から入っているので少し長いです.打ち上げは04:00分頃)

去年は失敗してしまったようですが,今年は無事にうちあがりパラシュートも開きました.(のちに回収もできたらしい)

因みにこのパラシュートは龍勢会館にもあったけど去年のやつだったのかな?
龍勢会館はあの花一色です(笑





  東京大学&垣堺精機

そしてあの花龍勢の後には東京大学&垣堺精機が奉納する龍勢の打ち上げ.
こちらはなんと小型人工衛星で有名な中須賀先生が来ていたらしく,打ち上げ前にコメントをしていました.(口上ではない)

打ち上げ


とてもきれいな打ち上げでした.
背負いものの中に小型のグライダーがいくつか入っていましたが驚くほど長時間空を滑空していたのが印象的でした.



  その他





それから,本部付近ではフェンスの奥にある龍勢製作所?(火薬を保管しているので隔離されている)から打ち上げ矢倉まで龍勢が移動するのが間近に見られます.





  龍勢会館

龍勢の打ち上げは17時頃まで行われますが,あまり遅いと混んでくるのでこの辺で龍勢会館に寄って帰ることにしました.

龍勢会館.

龍勢祭の時以外でも龍勢について学ぶことができます.
龍勢の作られ方とか

各流派の法被

なんと宇宙飛行士のサインまで

めんまコスの人とか.



外では,あの花とコラボした地酒なんかがが多数販売されていました.




  帰宅

皆野駅までの帰りのバスは30分位並んだかな?


以上で終了.


帰宅してから気づきましたが,twitterを見ていたらメガスターで有名なプラネタリウムクリエイタ?の大平さんも来ていたみたいです.やはり宇宙関係?では有名なイベントなんですね.

来年は晴れると良いですね.



blogに載せきれなかった画像をFlickrで公開しています.