2015年8月23日日曜日

総火演に行ってきました。




少し前ですが平成26年度富士総合火力演習というイベントに行ってきました.
存在自体は知ってましたが行くのは初めて.

※平成27年にアップしていますが、この記事は"平成26年"の総火演の記事です。


※ミリタリー知識は殆ど無いため,間違ったことを書いている可能性が十分にあります.
テキストは話半分で読んで下さい.


総火演とは?

早い話が戦車の実弾射撃が目の前で見られる数少ないイベントです.
陸上自衛隊:富士総合火力演習

毎年8月の後半に静岡県は御殿場市東富士演習場で行われ,3万人ほどがつめかけます.
イベントのチケットは抽選ですが例年大変な人気で今年の当選倍率は24倍だったとか...
僕は外れてしまったのですが,知人が当選したというので一緒に参加させてもらえました.
(参加者に29才以下の人がいると「青年券」という別枠で応募ができ,そちらの方が一般枠より当選しやすいらしい)


会場まで



23日(土)

22時頃

レンタカーを借りて東京を出発


23時半頃

海老名SAで休憩


24時半頃

足柄SAで休憩
足柄SAには24時間空いているコンビニやお風呂があるのでゆっくりできます.


24日(日)

5時頃

起床
SA内は車中泊している人が沢山.早朝にも関わらず駐車場が結構混んでました.

その後,若干迷いつつ何とか会場へ.
すでに試射が行われており,会場の付近数キロの場所でも雷のような音が鳴り響いていました.(家の窓がビリビリと震える程の音)


会場は富士山のすそ野,御殿場インターを降りて20分くらいの場所.
ゴルフ場の隣にあります.




7時頃

会場に到着!

















この時間ならそんなに人はいないだろうと思いきや,会場は既に大量の人だかり...
青年券は席に制限があり,青年券で座れるスタンド席は埋まっていたのでシート席になりました.



















席には階段状に椅子が組んであり見晴らしの良いスタンド席と戦車と同じ目線で観戦できるシート席の2種類があります.
青年券でスタンド席に座りたければもっと早く来ないと行けないんですね.





















相変わらず湿度は高いものの,心配していた雨は降らず,曇っているのでそこまで暑くもなくとても過ごしやすい感じ.



演習自体は10時からですが,その前に点検射といって普通に射撃が行われます.また9時頃からは音楽演奏などもあるので早く来ても時間が潰せます.
この時間にお土産や昼食の調達,トイレを済ませると良いようです.僕は撮影の練習とかしてました.




試射がひと段落すると本番に向けて会場の整備が行われます.





慣れた手つきで盛り土が運ばれ,あっという間に広大な演習場が均されました.


9時頃












音楽隊の演奏.

その後



10時頃


いよいよ前段演習開始



総火演は前段演習と後段演習に分かれており,前段では主要装備の紹介ということでそれぞれの装備がアナウンスとともに順番に使われていきます.






ギリスーツ.
遠くの的を狙撃してくれました.地味だけど凄い.



96式装輪装甲車.
なかからわらわらと人が出てくる.


コブラ.ミサイルちゅどーん.



アパッチ.
写真では見えないけど機関砲をぶっ放しています.




87式自走高射機関砲.
大きなパラボラとレーダー?がついててとても奇抜な見た目.
初めて見ました.






一番の目玉,10式戦車!
敵に位置を把握され報復攻撃を受けないようスラローム走行をしながら目標に向かって攻撃することができます.
アクティブに走り回っているものの砲塔はピタっと目標を向いたまま.凄すぎ.


写真にあるように,これから砲撃する装備は赤い旗を掲げてくれるのですが,上手く発射のタイミングを撮るのはかなり難しい...



前段演習は90分ほどで終了し,休憩となります.

シート席は地面の上に薄いシートが敷かれているだけで,かなり狭いので皆さんここぞとばかりに立ち上がって伸びをします.


11時半頃

後段演習開始!
後段演習では敵が攻めてきたという想定のもと,前段演習で用いた装備を連携して使い敵部隊を殲滅していきます.




ミサイルが入っているのかな?
ドラム缶のようなサイズの筒を載せた車両が登場.
流石にこれはかなり危険なようで、実際には撃ちませんでした.


ヘリから偵察バイクが登場


車両も出てきます.



戦車たちは茂みの方へどんどん攻めていきます.


そしてフィナーレ.




後段はあまり写真が撮れませんでしたが,ヘリや戦車等がこれでもか!というくらい出てきて,あっという間に敵部隊を殲滅していきました.













そして,最後に左手からヘリの編隊が登場し,そちらを向いている隙に会場では戦車たちが所定の位置に移動し白煙をバックにポーズを決めて終了.
まるで映画を見ているようなダイナミックな演出.

そして,終わったとたんに晴れ間が見えてきました.



12時頃

演習が終了し,午後からの展示に向けて会場が作り直されます.



隊ののぼりを掲げ,手を振りながら去っていく隊員の方々.

ヘリも戻ってきて,展示位置に着陸していきます.


AH-64D(アパッチ)
カッコイイ!



AH-1S(コブラ)



OH-1(ニンジャ)
純国産の観測ヘリ.
どちらもappleが作ったんじゃないかと思うくらい薄い.





























UH-60JA(ブラックホーク)
日本では救難ヘリとしてよく使われており,御嶽山の救助でも大活躍している機体ですね.↓



(AP通信より)

機体の左右についているのはミサイルでなく増槽(追加の燃料タンク)です.



CH-47(チヌーク)
自衛隊では最大の輸送ヘリ。


13時からは装備品展示が行われます.





装備品展示の開場待ちの列と帰るための退場列が混ざって大変な混雑.


13時になると装備品展示が開場し,戦車やヘリが人だかりに埋もれます.



僕も近くで見たかったのですが,あまりの混雑に帰ることにしました.
もちろん帰りの列も全く動かず大変な混雑でしたが...

因みに帰りは東名高速でなく,山中湖で温泉に入ってから中央道で帰ったのですが,猛烈な渋滞に巻き込まれ,山中湖から東京までが5時間くらいかかりました.
装備品展示を見てたらその日のうちに帰れなかったんじゃないかと...

総火演は早く行って早く帰る.とにかくこれにつきますね.
前段演習が終わった段階で帰る人がいたのも納得.




Flickrでも画像を公開しています.


◆撮影機材◆
今回撮影に使ったのは
Nikon D7000とTamron 18-270mmです.

FlickrにはExif情報載せてますが大半はトリミングしています.
最大で405mm(35mm換算)のズームレンズで挑みましたが,戦車やヘリをアップで映すためには全然足りません.500mm以上のレンズがあるとトリミング無しで迫力の画が撮れそう.

ただ,あまり撮影に熱中し過ぎると他の人の迷惑になるので注意しましょう.
スマホやタブレットを頭の上に掲げられると後ろの人が全然見えません(経験談)