今回はその話。
HondaJetとは?
自動車メーカーでお馴染み、あのホンダ(の子会社?のホンダエアクラフトカンパニー)が作った飛行機です。
とても小さな飛行機で、操縦者2人と乗客4人の計6人乗りとなっています。
翼の上という奇抜なエンジン配置や自社製エンジン(通常の旅客機は機体の製造メーカーとエンジンメーカーは別)、独特のノーズ形状などが特徴の小型ジェット機です。
ホンダにとって航空機の製造は創業者(本田宗一郎さん)の夢でした。1962年に航空機事業への参入が宣言され、1980年代に本格的な開発が始まりまり、近年やっと量産体制が整い、去年からデモツアーが行われています。
HondaJet World Tour in Japan 2015
公式サイトが消えてしまいましたが、「HondaJet World Tour in Japan 2015」という名前のイベントです。日本国内の数か所にHondaJetがやって来て、当選者は格納庫に入り間近でHondaJetが見られるというものでした。残念ながら抽選はハズれてしまいましたが、デモフライトは展望デッキから誰でも見られるようなので、5月4日の成田空港でのデモフライトを見てきました。
成田空港
成田空港のデモフライトは午前(11:00~)と午後(15:00~)の2回。午後は逆光になるので午前の部を見に行きました。
09:30
フライトの1.5時間前ですが、展望デッキの最前列はほぼ満席。
唯一開いていた南側の最前列を確保。
あとはひたすら待ちます。
成田は羽田と違って背景が緑なので機体が映えますね。
ドルフィンジェット。
成田は国際線が多く、いろんなカラーリングの機体が見られるので飽きません。
ただ、1時間も同じ場所にいると構図がマンネリ化してきますが...
デモフライト(午前の部)
11:00HondaJet登場!
まだ、「Flightradar24」上に表示されていなかったので、ビルの陰からいきなり出てきてビックリ。
非常に小さいので、目を離すとすぐに見失ってしまいます。
かくれんぼ強そう。
遠近法を駆使してもこのサイズ感。(奥にいるのはB777)
誘導路を進み滑走路へ。
他の機体に挟まれ、場違い感が凄い(笑
そして離陸。
誘導路の途中までは見ていましたが途中で見失い、気が付いたら目の前を飛んでいて慌ててカメラを向けましたが間に合わず...
しかし、離陸後は大きく旋回し、滑走路上を低空でパスしてからもう一度旋回し着陸というフライトだったので「Flightradar24」の画面を見ながらパスしていく機体を撮影することができました。
(写真はその時のもの)
そして着陸。
着陸後は格納庫でなく駐機場へ。
午後のフライトまで待機。
機体の前に停まっているトラックと高さがほぼ同じなのが分かります。
全長は大型バスより短いかも?
因みに、この日のカメラはAPS-C機の一眼に270mmのレンズと1.4倍のテレコンをかませているので35mm換算で600mm弱といったところ。そしてそれを思いっきりトリミングして掲載しています。
要はもの凄くズームしています。
上の駐機中の画像も肉眼だとこんな感じ。
僕の目ではHondaJetの左にいる緑の飛行機がかろうじて見える程度です(笑
この場所で待っていたらB737におんぶされるHondaJetの写真が撮れました。
デモフライト(午後の部)
そんなこんなで気づいたら14時頃になっていたので15時からの午後の部も見ていく事にしました。15:00
再びHondaJet登場。
そのまま居続ける人も多く、午後も南端で写真を撮っていました。
南端は離着陸のポイントからは遠いものの、右側の視界が広く、滑走路の端まで見ることができます。
滑走路の端にいるHondaJet。
とても小さいですが、これでも限界までズームしています。
離陸!
今度は離陸の瞬間を撮影することができました。
小型機ならではの加速性能でグングン上昇していきます。
そして滑走路上のパス。
午後は少し下がって撮影。
画面中央右側、右から3枚目のガラスパネルの中にHondaJetが写っています。
豆粒と呼ばれるのも納得(笑
あっという間に目の前を通過。
そして着陸。
誘導路を通って駐機場へと戻っていきました。
おまけ
午後のフライト軌跡(滑走路上のパス後)
午前は右回り、午後は左回りでした。
以上。
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まとめ
今回のツアーは成田が最後となっており、この機体はアメリカに帰っていきました。アメリカの工場では、今まさに量産機をドンドン作っている最中なので、近い将来また日本でもHondaJetを見ることができるでしょう。
ビジネスとしてはまだまだこれからで、今後も険しい道のりが続くと思いますが、1962年の本田宗一郎さんの航空事業参入宣言以来、半世紀以上かけてやっとここまで辿り着いたと考えると感慨深いものがあります。
小型のプライベートジェット機なので、乗る機会はまず無いでしょうが、これからも応援していきたいです。
https://www.flickr.com/photos/120529503@N02/sets/72157652724011726
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